標準入力センサー

     USB キーボードと互換に動作する近傍センサのシステムのご提案です。OTG (On The Go) 機能を持っているデバイスであれば、PC, Mac, Android にドライバ無しで接続が可能です。

  • いままでの問題点
     ロボット関連のプログラミングを行う場合において組み込みシステムの経験があるソフトウェアエンジニアであれば問題ありませんが、Webプログラミングをはじめとする、いわゆる ICTエンジニアにとってロボットのプログラミングは大変です。特にセンサ周りは特別なドライバ必要だったり、シリアル通信のプログラミングを行う必要が出てきます。

  • 初心に帰る
     プログラミングを最初に習う時は[入力]→[処理]→[出力]として理解します。ここでの入力は標準入力を指し、キーボードとなっています。同様に出力はディスプレイ装置(一昔前までは CRTでした。今では LCD が主流なので抽象化レベルを上げるためにディスプレイ装置と呼んでいます。)、処理は CPU になります。

  • 標準入力
     左右の近接センサが対象物を検知して、それぞれ 100mm 程度近づくと、「l」あるいは「r」をキーボードで打鍵したのと同様に出力されます。つまり、近傍センサがそのまま標準入力装置として動作するわけです。今回の場合は USB のキーボードになります。

  • プログラミング
     キーボードイベントに対応するプログラムがそのままセンサに対するアクションになります。これにより、センサが抽象化され、標準入力と同等になり、標準入力のプログラミングしか経験が無くてもこのセンサにより近傍センサのハンドラが書ける事になります。