マイコン選定

マイコン(以下、MCU)の選定基準は

  1. 機能を満足する
  2. 価格が安い
  3. ラインナップが豊富
  4. 入手性が良い

などが挙げられます。

 特に今回の場合は、MCUの様々な機能が要求されるので、少し選択が複雑になります。機能の実現についてはそれぞれのセクションで詳述します。

  • 機能を満足する

     今回のシステムで必要なMCUの機能はPWM, Edge-Interrupt, UARTがあります。特にPWM, Edge-Interruptに関しては2つのモータが制御対象になります。つまり、これらの機能については単体ではなく複数個確保する必要があります。

  • 価格が安い

     MCUは価格が安いことも条件です。高価なMCUでは壊すのが心配でお気軽に実験もできません。

  • ラインナップが豊富

     今回はMicroChip社製 PIC18F26K22(ROM:64KB, SRAM:3.5KB, EEPROM:1KB)を使っています。このシリーズには他にも18F25K22(ROM:32KB, SRAM:2KB, EEPROM:256B), 18F23K22(ROM:8KB, SRAM:1KB, EEPROM:256B)があります。今回、Flashしてあるサンプルソフトは20KB強ですので、18F25K22でも動作可能です。

  • 入手性が良い

     入手性も重要な選択基準です。上記のラインナップはすべて秋葉原の店頭であるいは通販で容易に入手可能です。