基礎編: (コマンドライン)

 起動したら、いよいよ実際に使ってみます。ここでは、Kikori-serverにアクセスしてみます。サーバへのアクセスには「curl」を使いますので、使うシステムに予めインストールしておいて下さい。

  • 別のターミナルを立ち上げる
     Kikoriを起動したターミナルは、kikoriの対話型シェルが立ち上がっているので別のターミナルを立ち上げます。

  • I2C
     I2Cのハンドリングはプラグイン構造になっていて、自分の使いたいセンサは別途モジュールを用意します。Kikoriにはリファレンスのセンサとして、BOSCH製の温湿度・気圧センサ(BME-280)、OMRON製のMEMSサーマルセンサ(D6T-44L-06)のモジュールを用意して対応しています。

    • 温湿度・気圧センサ(BME-280)
       BME-280のI2Cのアドレスは0×76 or 0×77になります。このアドレスはそれぞれ、BME0, BME1にsystem.clj内で定義されています。

      あるいは

      結果は

      となります。

    • MEMSサーマルセンサ(D6T-44L-06)

  • GPIO1
     今回の設定では、GPIOを使ってLEDを点灯させます。なので、こちらは出力になりますので「アクチュエータ」と言うことになります。
     LEDの点灯は正論理ですので、点灯させたい時は1,消灯の時は0を書き込みます。

    点灯

    消灯

  • GPIO2(照度センサ)
     コネクタ表記はGPIO2ですが、ADCとして使います。光センサの入力電圧をアナログデジタル変換して、デジタル値にします。

     照度センサの戻り値になります。