仕組み(中級)
- 英数/かなキーボードをハックしたい人向け(中級)
英数/かなキーボードにはブートローダが内蔵されています。通常、PIC にソフトを書き込むときは PIC Writer が必要になりますが、このブートローダを用いることにより、その上位で走るソフトを USB を介して単体で書き換えることが可能になりました。現在は Mac 用のソフトが書き込まれていますが、ツールを用いることにより Windows 用、あるいは自分でソフトを開発することにより他のシステム用に開発することもできます。
- 動作
「英数/かなキーボード」は HID として動作します。対象とするシステムで挙動に違いがあります。
- Macintosh
Macintosh は特に設定ファイルの類は必要ではなく、そのキーコードを生成するデバイスがあればそのまま使えます。
- Windows
- ドライバの設定
Windows の場合は *.inf ファイルと呼ばれる設定ファイルが必要になる場合があります。今回のテストビルドでは「英数/かなキーボード」を Microsoft の “Microsoft USB Office Keyboard (106/109)” と同一の VID/PID に設定してあります。これにより、このキーボードドライバがそのまま使えるようになります。
- 注意:今回用いてる VID/PID はあくまでもお試しですので、その状態のデバイスを外販するなどはしないでください!
- FEP (日本語入力システム)の設定
FEP の設定が若干必要になります。「変換」、「無変換」キーがそれぞれ、「英数」、「かな」キーにマップされます。元々、Macと違う FEP の切り替えなので、Windows の場合はこれらの本来の機能は失われることになります。
- リソース
- ソフトの改造
ソフトの改造については、こちらを参考にしてください。