Eclipse によるツールの統合化
- Eclipse に統合する利点
Eclipse は Java や Web での開発環境にとどまらずにその他の開発も効率的に行えるのが特徴です。また、後述するプラグインや拡張を取り込むことで市販されているツールと遜色の無い開発環境をフリーで構築することが出来ます。 - rxtx の設定
Eclipse そのものは Java で構築されていますので、Java の拡張である rxtx をインストールします。Lion 以降の Mac は Java の取り扱いが微妙ですので、どの Java が使われているかを正確に把握する必要があります。- rxtx のダウンロード
rxtx をダウンロードします。 - rxtx のインストール
rxtx をインストールします。
$JAVA_HOME で定義されているディレクトリの Extensions に以下のファイルをコピーします。- librxtxSerial.jnilib
- RXTXcomm.jar
- rxtx のプラグインのインストール
eclipse で使うために rxtx のプラグインをインストールします。本ページを記述している時には、Eclipse のインストーラが利用出来ないので手動でインストールします。- /eclipse/feature/gnu.io.rxtx_2.1.7.4_v20071016-7B57e7UAXMAAqGAGf.jar
- /eclipse/plugins/gnu.io.rxtx_2.1.7.4_v20071016.jar
- java のパス設定
JAVA_PATH を .bash_profile に記述します。
以上の設定で、Eclipse からシリアルポートを使うことが出来るようになりました。
- rxtx のダウンロード
- DSDP のインストール
組み込み用途の開発環境で欠かせないのが、シリアルポートです。特に初期のデバッグ環境を構築する時には必須の機能といっても良いでしょう。Eclipse では DSDP と呼ばれるパッケージが用意されています。この中にターミナルソフトがあります。ターミナルソフトは通常のシリアルポートと telnet をサポートしているので今回の様にシリアルポートと telnet を使うにはうってつけと言えるでしょう。- DSDP のダウンロード
- DSDP のインストール
- I/O 表示機能
Eclipse が市販の組込の統合開発環境に後れを取るとしたら、I/O の表示機能だと web-master は考えていました。
こちらのサイトで紹介されている設定を使えばかなり便利に使うことが出来ます。